連載)どうにも熱い焼酎ネーミング
どうにも熱い、焼酎ネーミング シリーズ16気安く、気軽に声を掛けられる言葉もあれば、ちょっと考えてみると、とても気安く、気軽に言えない言葉もある。はらはらどきどき、スリルとサスペンスが潜んでいるというのでしょうか。今回は、「おやっとさあ」と…
久しぶり焼酎ネーミングの世界に戻ってきました。愚息だの粗品だの身内、手前を謙遜しての言い方はありますが、昨今の、親も乗り出してくる就活だの、婚活をみているとそんな悠長な時代ではありません。みずからアピールしなくて誰がしてくれるのという時代…
前回、歴史上の人物の名を冠した焼酎の銘柄を取り上げてからのち、サツマイモ普及の恩人の名はないの? ネーミングに採用されてないの? と疑問に思っていました。芋を語るに欠かせない名前を、ラベルをついに見つけました。しかも二人も! シリーズ14は「…
ふるさとの山、川、海…。酒のネーミングには、常道と言っていい素材、モチーフです。しかし、自慢したいのは我が郷土の自然ばかりではありません。郷土の偉人、先人もそう。敬愛の情を込めて、ダイレクトに人物名も登場してきます。今回は「小松帯刀」と「鉄…
ひところ「どっきり~」番組がはやりました。ターゲットの出演者をだますだけだまして、最後に実は…と、どんでん返しを食らわせる。あまり歓迎したくない番組でしたな。焼酎界にも、どっきりネーミングはあります。「さそり」と「もぐら」について。 既掲載…
なかには、それって今はやりのハイブリッド?、ちょっと無理な読み?な焼酎の商標、銘柄もあります。昭和、平成の合併問わず町が合併すると、決まって、足して2で割ったような複合地名が誕生して来たし、まして商品の名前となるとマーケティング戦略上、奇怪…
シリーズの第10弾に到達しました。焼酎の〝ラベル連想の旅〟を続けていると、蔵元さんの思いもかけぬネーミングにつられて、時間軸を遠く、古代へワープすることもあります。取っつきにくいけど面白い、世に歴史好きの多いゆえん? 今回は、威儀を正しつつ…
シリーズの第9弾です。せっかくの焼酎のラベルを前に考え込んでしまうネーミングもあります、いや、ありました。連想も軽快にはいきません、重い重たい難題を出されては。雨の日には沈思黙考、頭の中ぐるぐる、酒の足も千鳥の如く、引きずる如くー。いろい…
どうにも熱い、焼酎ネーミング シリーズ8世間には、魔女もいれば天使もいるそうです。シリーズ4では、魔女は魔女でも美魔女を取り上げたので、今回は天使と恋の味をキーワードに、焼酎のラベルの世界に暫し、連想に継ぐ連想で遊んでみたい、と。「いつまた…
連想が連想を呼ぶ焼酎の名前シリーズ 第7弾人の口に繰り返し何度も上るうち、発音が「ん」「っ」「ゃ、ゅ、ょ」に変わったりします。音の転化ですな。ニックネームに典型的で、長年親しまれてきた証といえます。第7弾は、発音の転化の妙にも、そこはかとな…
連想が連想を呼ぶ焼酎の名前シリーズ 第6弾北陸からも、登場です。雪の降る地域は日本酒のおいしいところですが、近年、焼酎づくりにも取り組む蔵元が増えてきています。消費者の酒の好みの多様化に対応してのことでしょう、多くの蔵元がネーミングに趣向を…
連想が連想を呼ぶ焼酎の名前シリーズ 第5弾芋焼酎は一にも二にも素材の芋が決め手。イモの風味如何が焼酎の出来具合を左右し、したがって、最近の言葉で言えば、蔵人にとってイモはリスペクトの対象になってきます。尾や頭に神だの、元祖など付けて奉られ、…
連想が連想を呼ぶ焼酎の名前シリーズ 第4弾同じ酒なのに、自宅で飲むのと街で飲むのとは、微妙に味が違うから不思議です。自宅飲みを迫る酒もあれば、街飲みを余儀なくされる酒もある。ラベルに印刷されている酒の名前次第なんですな。 第4弾は◆魔女からの…
連想が連想を呼ぶ焼酎の名前シリーズ第3弾。奇想天外な名前の中には、ちょっと哲学的な匂いが漂い、その真意を考えさせてくれるものもある。今回は、◆百年の孤独◆問わず語らず名も無き焼酎◆について。(シリーズ2は、銀座のすずめ、とんぼの昼寝)(シリー…
連想が連想を呼ぶ焼酎の名前シリーズの第2弾。奇想天外な名前の焼酎が、九州に発して勢いとどまるところ知らず、銀座、浅草近辺をも席巻中?、いや、もう席巻ずみ? 今回は「銀座のすずめ」「とんぼの昼寝」について。(既掲載は、▼六地蔵の夜仕事▼我伝直伝…
◆どうにも熱い 焼酎ネーミングの世界◆ シリーズ 1焼酎のネーミングの世界が、どうにも熱い。奇抜というか、奇天烈、奇想天外で、過日なんぞ金沢市のイオンもりの里店の酒コーナーで、棚にずらり並んだ焼酎のラベルを〝鑑賞〟して回り、全然飽きなかったので…