すーてき散人空の紙

北陸発、テキスト偏重、テーマは原則その時々、気分次第の旬刊ないし月刊、あるいはときどき不定期刊のブログです。

<span itemprop="headline">番外 北陸圏集客、観覧車投入の効果は</span>

番外 北陸圏集客 観覧車の効果は
富山県小矢部市三井アウトレットパーク

▽交通の次、商戦でもクロスランド
▽桜町縄文遺跡の隣接地、熱く
▽「北陸ズームアップ」いまだ継続

 やはり観覧車が一番

目立ちますな。
北陸では平成の世になって以降、初めてお目見えした観覧車。単なる大型遊具ではなく、一大ランドマークでもある。
 果たして施設側の期待通りに高い集客能力を、証明してくれるだろうか?

 今7月16日にオープンする三井アウトレットパーク北陸小矢部店(小矢部市)。内覧会当日の14日、高岡から金沢へ帰宅途中に通りかかり、これ幸いと写真を撮ってきたが、現地で向き合ってみても、写真を拡大してみても、どうにも観覧車が「主役はオレ」と、写ルンですな。もしなかったら、単に新手の大型商業施設お目見え、ですもんな。

 高さ50メートル。ゴンドラ24室すべてがエアコン完備は「全国初だ」と、駐車場係員が強調してくれたけど、LEDランプのイルミネーションにより、夜間は色調を変えて夜空に映え、走行の北陸新幹線からも見える。それこそ昼夜兼行でランドマーク機能を果たすんでしょうな。

 北陸では観覧車はほかに、▽魚津・ミラージュランド(高さ66メートル)▽能美・手取フィッシュランド(高さ50メートル)がある。ミラージュランドは1982(昭和57)年の建設だから、巨大展望遊具はこと北陸に関する限り、30数年ぶりの登場なんですな。勝手に「昭和の巨大遊具」と過去形に思っていた観覧車の、今日の人気復活に至るまでの長~い軌跡を知りたい気もしますな。

外資コストコ、石川、富山で2日続き開店

 それにしても、小矢部市はまた一つ「クロスランド」を付け加えました。
 これまでは東西・南北に走る高速道路の「交通結節点」として、今度は新たに北陸一円から集客しようという「商圏中心点」として、全国に知られるここ桜町縄文遺跡の隣接地で、である。
 昨14日はイオンモールとなみ(砺波市)が新規開店し、このあとは外資コストコ野々市倉庫店(仮称)、同射水倉庫店が2日続きでオープンを控えており、続々、大型商業施設が名乗りを上げている。

《《《 でも、大型施設が常に勝つとは限らないようですな。かつてのダイエーは消滅し、イオンは一時苦境も伝えられ、ヤマダ電機は大幅に店舗網を縮小した。一方で、筆者も訪ねてみた東京下町の「砂町銀座商店街」は、人波切れずの賑わいで、小粒でもどっこいしっかりと健在でしたな。大は小を兼ねないこともある。 》》》

 ともあれ、この調子だと、北陸新新幹線開通の3月以来の、「北陸ズームアップ」「北陸照準」は、まだまだ続きますな。そう、確信できました。

 きょうは、これにて。