<span itemprop="headline">◆お先にGo!ミニ北陸新幹線、八十路エンジニアが走らす◆</span>
◆お先にGo! ミニ北陸新幹線 八十路エンジニア走らす◆
☆ 北陸新幹線・白山総合車両所近く、ミニ北陸新幹線が走ると聞いて出かけた。W7系
車両が金沢港に陸揚げされた日から2日後、陸送第一陣の翌日、4月13日である。桜花満開の白山市「北陸街道さくらまつり」の会場に、いたいた!ミニSL(蒸気機関車)駆動の、本物と同じ“ブルーヘッド”のW7系がー。
☆ 製造したのは、同じ地区に住む手幸彦さん、80歳。
バスの設計製造に携わった元・日野車体工業のエンジニア。定年後も「もの作りの喜び」を原動力に、鉄道自作に挑戦。特急つばめを牽引した日本最後のSL「C62」を、8・4
分の1スケールに落とす図面作成に5年、「自家工場」で旋盤、フライス盤、ボール盤等を駆使して製造に5年。計10年にわたる情熱と没頭の結晶が、「高貴にして堂々の黒の品格、風格」を漂わす精巧緻密なミニC62 である。
☆走らせると、いつでもどこでも子どもたちの満面の笑みと歓声、驚きに包まれる。このSLに架装すれば北陸新幹線となる木製のW7系ブルーヘッドは、北陸新幹線の動きにあわせるように、小松のNPOが作ってくれた。
☆ 4月1日、自宅から信号機2つの先に白山総合車両所が開所した。神戸港を船で出たW7系が10日金沢港に着き、11日金沢港無量寺埠頭に車両が陸揚げされ、翌12日には陸送第一陣が車両所に運び込まれた。夏までに全120両が搬入されることになっており、北陸新幹線金沢開通へ、いよいよ一年を切った。
☆ そして、春爛漫の13日、地区の高齢者仲間20人がサポートしてくれるなか、イギリス産石炭を燃料に、SL駆動のミニ北陸新幹線が子供たちを乗せ、レール延長150メートルを行ったり来たりした。若い父親や母親が追いかけ、ご満悦の乗車中の我が子をカメラに収めた。ただ、今年は例年とは違い、北陸新幹線にちなむもろもろの祝賀と記念、祈念のイベント運行となった。
☆ バスからミニ鉄道へ。今も現役の乗り物のエンジニア。子供たちの笑みとともにある社会参画・関与。大勢の住民、仲間に支えられる地域活動。3要素そろった何ともうらやましく素晴らしい生涯現役八十路のあり方ではなかろうか。そう思えた、一足早いミニ北陸新幹線の運転だった。
(写真は、W7系を架装したミニ北陸新幹線と、高貴さ漂うミニSL「C62」)
きょうは、これにて。
☆ 北陸新幹線・白山総合車両所近く、ミニ北陸新幹線が走ると聞いて出かけた。W7系
車両が金沢港に陸揚げされた日から2日後、陸送第一陣の翌日、4月13日である。桜花満開の白山市「北陸街道さくらまつり」の会場に、いたいた!ミニSL(蒸気機関車)駆動の、本物と同じ“ブルーヘッド”のW7系がー。
☆ 製造したのは、同じ地区に住む手幸彦さん、80歳。
バスの設計製造に携わった元・日野車体工業のエンジニア。定年後も「もの作りの喜び」を原動力に、鉄道自作に挑戦。特急つばめを牽引した日本最後のSL「C62」を、8・4
分の1スケールに落とす図面作成に5年、「自家工場」で旋盤、フライス盤、ボール盤等を駆使して製造に5年。計10年にわたる情熱と没頭の結晶が、「高貴にして堂々の黒の品格、風格」を漂わす精巧緻密なミニC62 である。
☆走らせると、いつでもどこでも子どもたちの満面の笑みと歓声、驚きに包まれる。このSLに架装すれば北陸新幹線となる木製のW7系ブルーヘッドは、北陸新幹線の動きにあわせるように、小松のNPOが作ってくれた。
☆ 4月1日、自宅から信号機2つの先に白山総合車両所が開所した。神戸港を船で出たW7系が10日金沢港に着き、11日金沢港無量寺埠頭に車両が陸揚げされ、翌12日には陸送第一陣が車両所に運び込まれた。夏までに全120両が搬入されることになっており、北陸新幹線金沢開通へ、いよいよ一年を切った。
☆ そして、春爛漫の13日、地区の高齢者仲間20人がサポートしてくれるなか、イギリス産石炭を燃料に、SL駆動のミニ北陸新幹線が子供たちを乗せ、レール延長150メートルを行ったり来たりした。若い父親や母親が追いかけ、ご満悦の乗車中の我が子をカメラに収めた。ただ、今年は例年とは違い、北陸新幹線にちなむもろもろの祝賀と記念、祈念のイベント運行となった。
☆ バスからミニ鉄道へ。今も現役の乗り物のエンジニア。子供たちの笑みとともにある社会参画・関与。大勢の住民、仲間に支えられる地域活動。3要素そろった何ともうらやましく素晴らしい生涯現役八十路のあり方ではなかろうか。そう思えた、一足早いミニ北陸新幹線の運転だった。
(写真は、W7系を架装したミニ北陸新幹線と、高貴さ漂うミニSL「C62」)
きょうは、これにて。