すーてき散人空の紙

北陸発、テキスト偏重、テーマは原則その時々、気分次第の旬刊ないし月刊、あるいはときどき不定期刊のブログです。

<span itemprop="headline">番外 輪島へ、双眼鏡とカニばさみ</span>

番外 双眼鏡とカニばさみ
▶輪島、双

眼鏡とカニばさみ
▶探鳥と外浦の美味を満喫
▶間垣の里の「静浦」の願 
 
● 輪島市大沢といえば、連続テレビ小説「まれ」で一躍全国に知られるようになった奥能登・間垣の里。日本野鳥の会石川のメンバーに誘われ5人で、金沢から2台の車に分乗、バーオッチングと彼の地の民宿に1泊の旅を楽しんできた。

● 首から
双眼鏡を下げ、車の前を飛び去った鳥の影を追い、あるいは、お決まりの滞留ポイントに今年もいるに違いないお目当ての鳥の姿をしながら、海沿いに徐々に輪島に近づいていく。わかりやすく言えば「冬鳥追っかけの旅」でしたな。

  気温1度の午後、出合った野鳥たちは、セグロカ

モメ、オオセグロカモメノスリ、シロチドリ、ジョウビタキツグミシロハラ、イソヒ(‥だとか!)。

●  夕方、大沢に入ると、間垣の前の海はまるでべた凪の、春の海。いくら翌日が

節分、そのまた翌日が立春とはいえ、暦に律儀な天候ではある。
 宿に着くと、外浦の冬の海幸が待っていた。ヒラメの昆布締めが舟盛りで、ズワイガニがどーん。いしるの貝鍋(浦でいしる、内浦でいしりは魚醤のこと)、甘エビなどの刺身等々、そして能登の地酒。三つ叉の「カニばさみ」なんて初めて使いましたなふーむ、こんな道具が〝発明〟されていたのか」。先端が小さく二つに割れた金属スティックしか知らなんだな、、、カニカニみそをほじほじ。

●  間垣の里では、家並みもバス停も自動販売機もみんな、間垣と呼ばれる竹垣の中。旅館の近所には静浦神社があって、大沢集落の願いは唯ひとつ、「静まれる浦」であることを教えてくれた。冬の白い怒濤に耐え闘ってきた歴史が、必然
的に願わせてきた社の名。大陸から何の遮るもの無く吹き来る季節風は、それほど過酷であるという‥‥。

● 翌日の帰路も探鳥がてら。
邑知地溝帯はさながらコハクチョウの生息地でしたな。一族郎党数十羽ずつがあっちの田んぼこっちの田
んぼにまとまって居る。この日は250羽だったが、調査日の1月15日には、総勢650羽を数えたとか。バードウオッチングの醍醐味の一端に触れた2日間でもありました。

きょうは、これにて。
ポパイに、ほうれん草

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