すーてき散人空の紙

北陸発、テキスト偏重、テーマは原則その時々、気分次第の旬刊ないし月刊、あるいはときどき不定期刊のブログです。

<span itemprop="headline">番外 「芸術の秋」1 漆塗り弁当箱</span>

番外 芸術の秋1 漆塗り弁当箱

▽へたはへたなりのオンリーワン
▽「マイ漆塗り弁当箱」できた
▽漆芸初挑戦の成果


● 自分専用の漆塗り二段重ねの弁当箱が完成した。稚拙な塗りとはいえ、自分専用、オンリーワンの食器を手にした気分は、最高にぜいたく。
 金沢市卯辰山工芸工房の漆芸体験教室に毎日曜ごと8回通った。漆芸専門員の先生の丁寧な指導により、ズブの素人が木地に漆を塗っては拭き、拭いては塗り、布を着せ…。美+食を念頭に、一応、一生懸命でした。


● ロック曲『Paint it Brack(黒く塗れ)』(ローリング ストーンズ)よろしく、着せた布の上は2段とも赤ではなく、黒く塗り、ふたにはわがブログのアイコン、天部の神を面相筆で描いた。描いたはいいが、どうにも線太く、表情も芳しくない。で、縁取りを施し、枠を二重にしたが、今度は、上辺の“広大な”スペースが愛想がなくてしようがない。そこで、アイコンの凧よ天上界まで上がれとばかりに、数条の線を跳ね上げた。赤と補色だからと、緑色漆も添えたー。

● ふたをキャンバスに、へたはへたなりに、自己満足度最大の食器となった。陥りがちな厚塗りの修正など、もちろん先生の丁寧なサポートあったればこそと感謝。
和のデザインを説いた『幕の内弁当の美学』栄久庵憲司著)という卓抜なネーミングの本に出合ったのはまだ学生時代だったけれど、さて、わが弁当箱に、何を盛ろう? 何を食べよう? できれば山、川、花、いずれかの見えるところでこの弁当箱を広げたい。ちなみに塗り箸もセットで、今回の「作品」です。 

かぶれ症状は出なかった
● 追記 何分初めての塗りで、ゴム手袋の手首あたりまで漆液が付着した。2、3日ハラハラドキドキだったが、幸いにも、かぶれ症状は出なかった。幼少の頃にでも免疫、耐性が形成されたものか。体質に感謝しつつ、今後も機会あれば受講できるなと再確認。

きょうは、これにて。
   ポパイに、ほうれん草
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(了)