すーてき散人空の紙

北陸発、テキスト偏重、テーマは原則その時々、気分次第の旬刊ないし月刊、あるいはときどき不定期刊のブログです。

<span itemprop="headline">金沢駅を観光「金ぶら」</span>

番外 GW混雑の前に、久しぶり金ぶら
▽金沢提灯でないドラえもん
▽「金箔、金色が沢山」=金沢?

▽おでんの店の俳画、小松砂丘



 ゴールデンウィークの先にと、久しぶりに金沢駅
をぶらぶらしてきた。略して金ぶら(勤プラではありません)。北陸新幹線の開通後は、電車に乗らなくても楽しめる人気スポット、そんな駅になりましたな。
 あんとからリントと歩いて、「すっかり隣り棟感覚」のイオン・フォーラスへ。スムーズな人の流れに、そうか、イオンの勝算&商算は新幹線開通後にあったのかと、遅まきながら気付く。何年か前にさっさと開店して、ひたすら、金沢開通を待っていた。ふ~む、狙い澄ましたスマッシュヒットですな。
以下、そんな金ぶらで思わずカメラを構えたモノたち。



 ●九谷焼のミニミニ北陸新幹線
ヘビではありません。細密な、絢爛豪華な色絵。さすがの九谷。ついスマホのカメラを構えます、シャッターを押しますな。展示コーナーの係員さんに尋ねたら、もちろん撮影OKでした。伝統工芸の粋ここにあり、でしょうか。入ったことはないけれど、北陸新幹線白山総合車両所白山市)の屋内も、W7系やE7系が何編成も並んでて、こんなふうでしょうか。


ドラえもん提灯
生みの親、藤子・F・不二雄さんはお隣富山県高岡市の出身(私も)。
もちろん、高岡でも売ってるんでしょうな!。百番街の行灯の上にちょこんと乗っていて、3000円也の値札がついてました。産地表示には、岐阜提灯
、メイドインチャイナとありました。
思わず、提灯よ、お前
もか! ですな。
金沢提灯という歴としたブランドがあるのに、岐阜&チャイナとは、残念至極。 金沢提灯や~~い。

 ●金赤富士
一富士、二金、三…。金沢では赤富士に金の雪が降る。白い普通の雪ではありません。片岡球子画伯の日本画『赤富士』のファンですが、こちら金赤
富士です。赤地にゴールド、キョーレツです。きっと、金運アップを願う需要があるのでしょう。

 ●金箔せんべい

 金箔ちらし、金箔貼り、金箔・金粉まぶしの酒や和菓子、ケーキ、うどん…等々とあって、でも、せんべいまでくると、畏れ多くて、空きっ腹にちょっとパリポリ、ポリポリというわけにはいきません。
観光客の誤解を呼ばないか心配です。「金箔が沢山だから、一字ずつ
とって、略してキンタクか、そうか金沢か。ダイレクトな分かりやすい地名だ」などと。本当は金城霊沢、金洗い沢、芋掘り藤五郎説話など諸説あるんですがね、金沢地名には。


●「明治金澤駅風景」
おでん屋さんの店を飾っていた味わい深い俳画。小松砂丘翁の作品。けっこうな酒好きだったとか
で、あちこちのおでん屋さん、縄のれん、赤提灯でよく砂丘翁の俳画にお目にかかりました。掲出された絵を見上げてはチビチビ。そんなちょい飲み風景に思い馳せつつ、思い起こしつつ駄句一つ「酒の味、おきなの絵の味、おでん味」

●芋菓子のパッケージ
何度見ても飽きない、惹かれる、いいデザイン。金地に力強い黒で絶妙のバランスを取る「五」一字。加賀野菜のさつまいも、五郎島金時を使った洋

菓子。さぞかしうまいはず。和数字「五」の内包する格段の力強さに感嘆。

 開通後初のゴールデンウイークは、駅も市中もかなりの混雑が予想されます。いよいよ自転車の本格出番となりそうです。